【引用】 -長い間、民子は私の たったひとりの読者だった。
【出典】角川書店 『民子』 著:浅田次郎
■ 民子
民子というのは「マルハペットフード」CMの主人公。 そして猫です。 作家と猫の物語。 それが本になりました。
■ 創立十周年
「小説家が原作を書いたCMを作りたい」 十周年を記念し、その脚本に抜擢されたのは浅田次郎さん。 -誰がなんと言おうと、私は猫である- そう豪語し、九匹の猫と共に暮らしている浅田次郎さんを起用するあたり、 ディレクターも本当ににくい。 ストーリーも小説家と猫の話で、 浅田次郎さんは「木戸孝之介」だったときの時分を想像されて書かれたのかなぁと邪推してしまいます。 猫好きにはたまらないショートショート。 『民子』ぜひお立ち読みを。