アイデアホイホイ

とある先生、学びの記録(肺炎療養中)

ハマる「ちょこっと磨き」

息子が「ちょこっと磨き」にハマっています。
「ちょこっと磨き」というのは、なんのことはない、鏡についた水垢を一部分だけちょこっと磨いてピカピカにすることです。

「ガンコなウロコをこするだけ」

このキャッチコピーにやられ私が買ってしまった研磨剤入りスポンジ。
きっかけは、それを私が風呂場に置きっぱなしにしたことでした。

「お父さん、何これ。」
「磨けば分かるよ。水つけてやってみ。」
「おお!すっげぇ!やったとことやってないとこの違いすげぇ!もっとやっていい?」

それからというもの、お風呂に入るたび彼の「ちょこっと磨き」が始まったのです。
面白いもので、一部分をキレイにしてしまうと他の部分も気になってしまうようで、

「鏡がキレイになったから、明日からはこの手すり磨いていこうかな♪」

なんて言って、そこからずっと毎日毎日「ちょこっと磨き」が続いています。

ところで、この息子の面白習慣ですが、楽しくなるヒントが隠されているような気がします。
それは、大変なことも小さくはじめ、小さく続けていけば大きく変わる、ということ。

お風呂場を全てピカピカに磨くとなると、ヤル気がおきません。
できても年末大掃除のときぐらい。
でも「ちょこっと磨き」で小さくはじめ毎日やれば、いつのまにか全部ピカピカになってしまう。
本を書くとなると大変ですが、一日一行書くと決めてしまえば、いずれ書き上げてしまえます。
漢字を1000字覚えるとなるとげんなりしてしまいますが、一日一字覚え、3年やると1095文字。
一日一枚イラストを書くと…一日一回腕立てをすると…。

「ちょこっと磨き」あなたは何を磨きますか。
「小さいことだ」とバカにせず、毎日くり返しやってみる。
すると、その積み重ねが、あなたを想像もしていなかったところに連れて行ってくれるでしょう。