辻村深月さんの『本日は大安なり』読了。
とある賭けを新郎にしかける、こじらせ新婦双子。
過去に因縁のあるクレーマー新婦とウェディングプランナー。
新郎が新婦にとんでもないことをしようとしているのを阻止しようとする小学二年生。
そして、とある理由から式自体をぶっ壊したいと考える新郎。
4組の新郎新婦がホテル・アールマティで織りなす群像劇は、短い時間の中であっちでもこっちでもたくさんのことが起こります。
怒濤。ページをめくるスピードも怒濤。
誰に感情移入するだろう。
今まで生きてきて、なんでこんなことになっちゃったかなぁと。
ああなる前にストッパーが現れてくれたらなぁと思うから、私はあの人かな。
楽しいから、読んでみてください。
結婚する人も、結婚した人も。結婚しない人も。
あ、そういえば、この記事をアップするのは結婚記念日になりそうだ。
結婚したときの初心を思い出すにもいいな、この物語は。
こんなにドタバタではない結婚式だったことに安堵する。
ただ、結婚してからここまでの夫婦生活は、この小説に匹敵する濃厚さだ。
ま、小説は、ほぼ1日で色々起こっているのだけど。
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株式会社角川書店『本日は大安なり』著:辻村深月
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