アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

『三体』読了

ネタバレしていい?

作者はリウ・ツーシンさんで中国の方。
そういうこともあるけど、中国のお話なので、もう名前が覚えられない。

この間の『同志少女よ的を撃て』は日本人の作者なのに、ソ連のお話なので、もう名前が覚えられない。

ideahoihoi.jp

この2冊。なのに楽しい。

「え?誰やったっけ?」
ってなるのに、楽しい。

「その人やったんかぁ!」
なんて確認して驚くのは、作者にとっても想定外なところ。
勝手に裏かかれて、どんでん返されいる読者な私。

でも楽しい。
誰が主人公かは、これまたちょっとネタバレになりそうな空気があるから・・・あぁ、話しにくい!!
ワン・ミャオとシー・チアンの関係が好き。

科学者の命が謎の力に追い詰められる。
「死ぬしかないのか・・・」
「科学はもう・・・」
超自然的な力に惑わされないシー・チアン。

がさつな警察ってカッコイイだよな。
結局ハードボイルドが好きなのかしら。

【引用】
「ダー・シー、ありがとう」ワン・ミャオはシー・チアンに片手をさしだした。
「ぼくも感謝するよ」ディン・イーがシーチアンのもうひとつの手を握った。
「早く戻らないと」ワン・ミャオが言った。「やることがいっぱいある」


【出典】早川書房『三体』P431 著:リウ・ツーシン 訳:大森望 光吉さくら ワン・チャイ

オバマ大統領が在籍中に、

「とにかくスケールがものすごく大きくて、読むのが楽しい。これに比べたら、議会との日々の軋轢なんかちっぽけなことで、くよくよする必要はないと思えてくるのも(本書を楽しんだ)理由のひとつだね」

と語ったこの本をあなたも楽しんでみてはいかがでしょう。