アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

たかせ家プール開き

「どっか行きたいとこある?」

2人は、ほくそ笑むと同時に言った。

「プール!」

■ 季節感皆無

寒い。いや、ぜったい寒い。
季節がおかしい。プールの季節じゃない。

いうても雪国やし。
私関西弁やけど、ここは雪国やし。

温水プールとはいえ、なんかちゃう気がすんねんけどぉぉぉ!
ということで、娘子と息子とプールに行った。

水着に着替えるのがなんとも言えない気持ちにさせてくれる。

「なんかの修行ですかね」
「お父さん、文句言わないよ」

こういうとき、普段の言動でカウンターしてくるのが、子の賢さというか、親の自業自得というか。

■ 黙浴という縛り

入ってしまえば、なんということはないのだ。
温水プールなのでね。

ということで、思いっきり水をかけまくりの遊びである。
ただ、めちゃくちゃ黙浴を決めこんでいるので、無言でかけまくる。

父が無言なら、娘子も無言。なんなら息子も無言なのだ。

大の大人が沈黙して子どもに水をかけに追い回す。
子は、叫ぶこともできずに逃げ惑う。

ホラーでしかない。

なんだこの遊びは、と思っていると、ギブアップ気味に、

「お父さん、泳いできていいよ」
「え?・・・いいの?」
「いいよ、いいよ!」

と、娘息子がいうので泳いでくることにした。

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30分・・・久しぶりで逝きそうになる。

■ ドルフィンセラピー…じゃない

フリーコースに移動したとたん、2人が覆い被さってきた。

「お父さん、泳いで。乗るから。」

乗る?!
私はイルカか何かか?

「いやいや、亀かな」

息子よ、、、お前は浦島太郎?娘子は浦島花子なの??

むちゃぶりの中、なんとか泳ごうとするも、2人が乗っかってきてはさすがに浮上できない。
海底を這いずり回る深海魚よろしくなんとか這っていると、水面の方から、

「ひゃっほーい!サーフィンみたいに乗れた!!」
「こら!さわがない!黙ってのりなさい!」

と、息子を叱る娘子の声が聞こえてきた。
父の背中を足蹴にすることに、非難はないようですね。

■ 亀の子は亀

ひとしきり亀役を演じた後、少し休んでいると、スイー、っと男の子が泳いでくる。
そして壁近くになると、クルッとターンをしたのだ。

これぞ、イルカか。

娘子はその格好良さに感動したようで、

「私もやってみる!」

といって、ターンへの挑戦がはじまった。

【ファーストトライヤル】

泳ぎながら壁に近づく・・・そして、
腰を支点に何かボウフラがクネクネする動きをしたと思いきや、
そのままゴール・・・

娘子のキラキラした目がゴーグルの奥で光り、私に問う。

「どうだった?」
「うん。。。溺れてるようにしか見えなかった。」

バシっ

背中をなぐられる。
この手形で、何かの資格証明になればいいのに。
こんなことなら、あのとき甲羅を脱ぐんじゃなかった。

【セカンドトライヤル】

泳ぎながら壁に近づく・・・そして、

立った!!立ったぞ!?

回れ右して、壁から離れながら歩き出した!!

こちらを振り向きざま娘は一言。



「できた!」


「できてねぇぇえよ!」

亀の子は亀・・・いや、亀って海の中ではすげーから、
たかせちゃんの子は、「たかせちゃん」だな。