【引用】人間、頭で覚えたことはすぐに忘れるが、体で覚えたことはそうそう忘れるものではないのだ。--そんなことを考えながら、偏屈な小説家は間仕切りを思い切り蹴飛ばした。
【出典】集英社e文庫『【合本版】プリズンホテル 夏・秋・冬・春(kindle)』 著:浅田次郎
浅田次郎さんって、たぶん好きなんだと思う。
「体で覚えろ」
ブログの道を極めるのも、これでいきたいなって思います。
【引用】「体で覚えてるだけでさあ。人間、頭で学んだこたァじきに忘れやすが、体で覚えたこたァそうそう忘れやしません。さ、どうぞ」--52年の刑期を終え放免された博徒は、透き通った目で花札を操る。
【出典】集英社e文庫『【合本版】プリズンホテル 夏・秋・冬・春(kindle)』 著:浅田次郎
すんごいおじいちゃんになって、指が慄えていても書く。
そして曾孫に言われる。
「大おじいちゃんって、どうしてそんなに色んな言葉が出てくるの?」
「体で覚えてるだけさぁ」
「おじいちゃんが、『大おじいちゃんは、ボケちゃってるけど書くとなるとちがうんだ』だって♪」
「・・・体が、覚えてるんだなぁ」
息子め、、、しばく。
書き方とか色々勉強したりもするけど、頭で分かったことって大したことないんですよね。
ビジネス書、自己啓発大好き人間の私に対して、愛妻は、
「お前が言うな」
って感じです。
でも、体で覚えたい。言葉を扱う「書くこと」すら。
【引用】「板長、僕は……」
言いつくせぬ言葉が胸に溢れて、服部ははからずも涙ぐんでしまった。
何をどう表現してよいものやらわからなかった。体で覚えたことが、言葉になるはずはないのだ。
【出典】集英社e文庫『【合本版】プリズンホテル 夏・秋・冬・春(kindle)』 著:浅田次郎
言葉で表現できるようなスキルを大切にしたい。
でも、どうしても言葉で表現できないような何かを掴んでいきたいです。
それが私のブログ道かな。
カシミヤちゃん、誕生日おめでとう♪