スマホ大好き人間。Twitter大好き人間のたかせには酷な記事だ。
もう答えはお分かりですよね。
【目次】
■ スマホの存在が食事を味気なくする
【引用】友人とのディナーの感想を300人に調査した研究者も同じ傾向を目にすることになった。被験者の半数は、ディナーの最中にメールが届くからスマホをテーブルに出しておくよう指示された。残り半数はスマホを取り出すなと指示されていた。食後、スマホがそばにあった被験者は、ディナーはいまいちだったと感じていた。極端に差があったわけではないがそれでも結果は明白だった。一言で言えば、目の前にスマホを置いていると相手と一緒にいるのが少しつまらなくなるのだ。【出典】新潮新書『スマホ脳』P107 著:アンデシュ・ハンセン 訳:久山葉子
スマホがあると、もう相手との食事が面白くなく感じるみたい。
それはそれは気づかぬうちに・・・なんて思ってしまう理由です。
ただ、そんな理由を聞かなくても感じることないですか?
私、正直なえますよ。
デート中、相手の方が
「あ、ごめん、ちょっと」
とかやると。
まぁ、当たり前ですか。緊急かもしれませんもん。私だってスマホを取る。
ただ理性的には受け入れられても心理的には受け入れられないみたい。
「あぁ、私との時間より、そっちの方が大切よね」
なんてね♪
ここまで悲観はしてないのですが、奥底にひっかかる感覚はこれかな。
同じこと、伴侶や子どもにしちゃっている自分がいるのだけど。
■ 不確かな結果へ偏愛する脳
もっと突きつめていきましょうか。というのが「スマホ脳」のハンセン先生。
【引用】自然の摂理は予言できないものが多い。たまにしか実がならない木がいい例だ。ごほうびがもらえるかどうかは事前にはわからない。不確かな結果でドーパミンの量が急増するのは、新しいものを前にしたときと同じ理屈なのだろう。報酬を得られるかどうかわからなくても、私たちは探し続ける。この衝動により、食料不足の世界に生きた祖先は、そこにある限られた資源を発見し活用してきたのだ。【出典】新潮新書『スマホ脳』P76 著:アンデシュ・ハンセン 訳:久山葉子
いきなりですけど、もう進化の課程で脳は「不確かな結果」が大好きらしい。
「偏愛」という言葉の通り、もうなんか「愛」してるっぽい。
でも、これも感じませんか。
結果が分かっているような試合ってつまらないじゃないですか。
この間の雑記でもあったみたいに、育てすぎたぶっ壊れキャラでRPG無双してもつまらなくなるのです。
逆に博打、スロットって「次はくるかも!」でやみつきになるし、福引き・ガチャガチャも、結果が分からないから「もう一回ひこうかな」ってなる。
「セックスしよう」
「しよう」
絶対断られることのない世界・・・ドキドキも何もないかもなぁ、やっぱ。
「この人と添い遂げたい」
どうなるか分からないから、結婚相手を選ぶのかも。
とまぁ、こんな感じで「不確かな結果」を「偏愛」する脳を魅了しまくる存在がいるのですよ。それが、、、そうなんだよ。
■ スマホの定義を替えた方がいいのでは
【引用】あなたの脳は、数十万年かけて進化した通りに機能しているだけだ。チャットの着信のような不確かな結果には、ドーパミンというごほうびを差し出す。そのせいで、スマホを見たいという強い欲求が起こる。脳は新しい情報も探そうとする。特に、犯罪事件のうように感情に訴えてくる、危険に関する情報を。アプリのお知らせは、社会とつながっていると実感させてくれる。脳は、あなたの話に他人がどう反応したか-投稿につく「いいね」-にも集中を注がせようとする。【出典】新潮新書『スマホ脳』P83 著:アンデシュ・ハンセン 訳:久山葉子
もう一つ引用しときましょう。
【引用】ドーパミンの役割はつまり、何が重要で何に集中を傾けるべきかを伝えることだが、ここで言う「重要」とはよい成績を取ることでも、キャリアアップすることでも、元気でいることでもない。祖先を生き延びさせ、遺伝子を残させることだったのだ。スマホほど巧妙に作られたものが他にあるだろうか。ちょっとした「ドーパミン注射」を1日に300回も与えてくれるなんて。【出典】新潮新書『スマホ脳』P107-108 著:アンデシュ・ハンセン 訳:久山葉子
スマホとは「自動ドーパミン連射注入機」である。
こっわ!!
もうどうする?
これも意識すれば想像できるでしょ?
メール、気になりませんか?LINEでもいいけど。
その通知きたら、なんだろう!?ってなりません?
ニュースで「震度・・」とか出てたら即チェックですよね。「大雪が」も。
Twitterで「~さんから返信が」、見ちゃうよね?私は、もうドーパミン出まくってしまうよこれは。
ドーパミンを出させまくっているスマホは、脳にとって何より重要で集中すべきものであるってことになっちゃってるんだな。
と、いうことは、だよ。
■ スマホが全ての体験を味気なくする
ディナーの相手だけじゃないよ。食事の味だけじゃない。
読書も、学習も、瞑想も、スポーツも、旅行も、下手したら大切な誰かとのセックスも、そこにスマホがあって気になっちゃったら、全部その瞬間味気なくなっちゃうってことですよ。
脳にとって。
Twitter好きなんだよ、私。
どうしよう、どうしたらいいの??