■ そのへんが問題
冷蔵庫に自由に書いていいホワイトボードがおいてある。
そんざいする漢に(○)を書きなさい
まぁ漢(おとこ)ではないだろうな。
強そうな人も混じっているけど、そこは大人の対応。
そんざいする漢字に(○)を書きなさい
「いやぁ、これ難しいねぇ」
「ヒントとしては、1つとあとは同じってことかな!」
え?
「んじゃ、これは(○)でしょ」
「正解!すごいねぇ♪」
「ってことは…あと全部(○)?」
「大正解!」
ヒントじゃねぇぇし!
「いやぁ、漢字じゃない漢字を考えられなくって」
まぁね。不正解を考える方が難しいよね。
でも甘過ぎないかい?ツメが。
そこが問題。
■ やっぱりそのへんが問題
ひとしきり庭の雪で遊んだ後、家に帰ろうとした娘に息子が声をかけた。
「じゃじゃーん!最後のゲームです!」
「えぇ!?なになに??」
「この雪山にピンポン球がかくされています!お姉ちゃんは見つけられるでしょうか!?」
そして探し出したという。
なかなか帰ってこないので、様子を見に行った私が目にしたのは、激怒する娘。
「もう!ないじゃないの!」
「あれ?おかしぃなぁ。この辺に隠したはずなんだけどな」
砂場で作るぐらいの雪山を必死に掘り出している2人。
出てこないピンポン球。
「なんで隠した本人がわからないのよ!」
ごもっとも
「いや、ここらへんなんだって」
「こんな小さい雪山に隠して、ここらへんって当たり前じゃない!ほんとに隠したの!?」
激怒な娘。ごもっとも
しょうがない、フォローを入れる。
「まぁ、雪がとけたら出てくるって」
「そうだよ!出てくるって!!」
「もう、ほんと、なにやってんのよ!!!」
ツメが甘い。
そこが問題。