『モモ』灰色の紳士のいう「人生でだいじなことはひとつしかない。」
『モモ』聞いているせいでしょうか。
習慣について、よく記事にしているせいでしょうか。
「時間」というテーマなんですよね、今。
『モモ』には灰色の紳士という、ビビがいう「時間泥棒」なる敵が現れるのです。
なんというか、自分の中で、この人たちのことを論破できないんですよね。
「違う」
時間泥棒さんが言うことを否定したい…それだけで、本当は心の奥底で否定できないんじゃないかと。
■ 時間泥棒「灰色紳士」の言葉
【引用】「人生でだいじなことはひとつしかない。」と男はつづけました。「それは、なにかに成功すること、ひとかどのものになること、たくさんのものを手に入れることだ。ほかの人より成功し、えらくなり、金持ちになった人間には、そのほかのもの-友情だの、愛だの、名誉だの、そんなものはなにもかも、ひとりでに集まってくるものだ。【出典】岩波書店『モモ』著:ミヒャエル・エンデ 訳:大島かおり 朗読:高山みなみ
言い返せないな、と。
「成功したい」
そういう気持ち、ありますもんね。
でも、きっとこの物語の大人たちと同じように、効率化し、目標と結果だけを追い求めて、時間をどんどん節約しても、あまった時間は、自由になるわけではなく、「時間泥棒」に取られていくのでしょう。
働いて働いて働いて、定年退職したとき、糸が切れたように、
「なにしたらいいんだろう」
そしてフッと命の火が消える。
そんな人生は、イヤだなぁ。
■ どんな成功がしたいの?
1人自分が儲けて、
「うへへへへぇ」
という成功がしたいのでしょうか。
なら、灰色の紳士と一緒に生きていっても、私は幸せになれるかもしれません。
『モモ』の物語の中で、時間を節約し時間貯蓄銀行に時間を奪われている人も、どんどんお金を儲けていた。
子どもや親、恋人と過ごす時間は節約により、失われていたけど。
でも違うのかな。
私は、一緒に出し切って、
「ぎゃはははは」
と、みんなで笑い合ってる、その方が幸せな気がする。
■ 何で幸せ感じる?
お腹いっぱいは幸せですね💕
— 華(AutoCAD特化ブログ育成中) (@hana_bibo_roku) 2021年12月22日
たかせさんが一番幸せ感じるのは、どんなときですか?
単純に出し切ったとき、幸せを感じます。
知恵を出し、ブログを書いたとき。
汗を出し、走りきったとき。
愛し合い、セックスしたとき。
そのとき、一緒に笑ってくれている人がいれば、幸せ感が激増いたします。
モモはそこからブレたことがないけど、ひとりぼっちになってしまった。
すごく、応援してます。