アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

メリーイブリマス

クリスマスイブですねぇ♪
なんていうんですの?こういうとき。

メリーイブリマス?

なんか違うような気がいたします。
そういえば、たかせのTwitterがあるのですが、ブログ仲間から褒められるんですよ♪

「ポジティブですね!」


基本そうだと思うのですが、たかせ夫はよく落ち込んでることがありますの。

このクリスマスイブという日に、こんな会話をしました。

夫「ふぁ・・・俺なんてダメダメだ」

何やらまた会社でやらかしたのでしょう。

妻「どうしたのよ」

一応聞いてみる妻氏でございます。
そしたら出てくるわ出てくるわ、自分への罵詈雑言。

え?何?『モモ』でいう、灰色の紳士のトランク?トランクなの??
ってか時間泥棒!?妻氏の時間を奪う者なの!?

【引用】彼はまたトランクにかがみこんで、いろんなものを出してはモモに投げてよこしました。

「たとえばほら、これはヘビ皮のほんものの小さいハンドバッグだ。中にはほんものの小さい口べにと、粉おしろいのコンパクトが入っているよ。こっちは小さな写真機。これはテニスのラケット。これは人形用のテレビ、ちゃんとうつるんだよ。これはブレスレット、ネックレス、イヤリング、人形用のピストル、絹のくつ下、皮のぼうし、むぎわらぼうし、春のぼうし、ゴルフクラブ、小さな銀行小切手帳、香水のびん、浴用香料、マッサージ用スプレー……」

【出典】岩波書店『モモ』著:ミヒャエル・エンデ 訳:大島かおり 朗読:高山みなみ

紳士はここでちょっと休んで、妻氏のようすをうかがいました。妻氏は山のような「泣き言」にうずまって、おどろきのあまりぼんやりしてしまっています。

夫「な?俺にええとこなんてないやん?」

あぁ、その求める目。いって欲しいんでしょうね、自分のええところ。
待つな、待つんじゃないわよ。妻氏は、うっとうしささへ感じました。

そして、とうとう根負けしたように、ため息を一つついてから、話し出したのです。

妻「ふぅ。そんなことないわよ。あなただってたくさんいいところがあるわ。」

夫「どんな?」

め、めんどくせぇ……とは、顔に出さず。妻氏は、ほほえみを返しました。

妻「この間だって、洗顔のダブのつめかえ、気づかないうちにやってくれたでしょ?」
夫「うん。使うだろうと思って。」

妻「リステリンだって、いつのまにか増えて補充してくれてたわ。」
夫「うん。俺も使ってるから」

妻「ボディーソープも替えてくれてた。シャンプーとコンディショナーもそうよね?あなた、コンディショナー使わないのに」
夫「息子に風呂の洗剤替えるの頼まれてたついでにな」

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妻「そう、息子の風呂掃除のために風呂の洗剤を替えてくれたり、猫の餌箱の補充をしてくれたり、食器用洗剤の詰め替えをしてくれたり、洗濯柔軟剤の入れ替え、洗濯洗剤の追加、アイロンで使う水の補充に、加湿器の水の入れ替え、空気清浄機の水も替えてくれてたわよね。」

夫「ってか詰め替えやるしか、俺にはないんかぁぁぁぁい!」


妻「気づいてもたんかぁぁぁぁい!!」


灰色の紳士みたいに、トランクからうなるほどのほめ言葉を出そうとした妻氏でしたが、出てくるのはやぶ蛇だけだったとさ。めでたしめでたし。

メリーヘビリマス!!