部屋。
ディテ(嫁さん)が、朝食を食べていると、ふと気づいたように話しかけてきた。
「あ、ごめんねぇ」
「何が?」
「ワイシャツ」
「え?」
Yシャツ。
何のことなのか分からないが、その次の言葉に俺は…俺は。
「アイロンかけてあげられなかったね。ごめんね」
「う、うん」
アフロ。
世間体とか、妻としてとか、そんなのが色々あるかもしれないが、そのやさしい言葉に、アフロは…俺は、泣きそうになった。
だって、このワイシャツ、ちゃんと自分でアイロンかけたつもりだったんだもん。
部屋とYシャツとアフロ(私)と。
みんなちがってみんないい。
ほなまた!