
最近風邪をひいた。会社に向かうのも少しつらい。 しかし、元気に挨拶。 「おはようございますっ!」 「あれ?アフロちゃん、マスク。予防かい?」 「いえ、ひいてしまいました。」 「ほんとだ。声がもうやられてるね」
■ 嫁の優位性
ひとしきり声をかけてもらい、なんとか一日を乗り越え、さて帰るか、というときにまた声をかけてもらう。 「早く治しなね♪」 …あぁ、あたたかい…。 「ってか奥さんにうつさないように!」 ディテ(嫁)が妊娠ということを知っている同僚がツッコミをいれてくる。 「ほんとだぁ、アフロちゃん今日は奥さんと別居ね!」 「えぇぇぇ、俺どこに寝るんですか!?」 「いいじゃん、野宿で」 死ぬわ! さっきまでのあたたかさはいったいなんだったのか? いや、「風邪vsつわり」ではハナから勝負は決まっているのだ。 はいはい、私は野宿をすればいいんでしょ。 妊娠を機に、ますます嫁の優位性が増していることに一抹の懸念を抱かざるをえない。
■ 嫁のあたたかメール
「具合どう?何か食べたいものある?」 寒々とふてくされている私にディテからメールが来た。 「食欲…無い」と返す。すると…
おかゆとかお茶漬けにしようか。鮭焼いたげる。何か食べないと治らないからね(^o^) ポカリたくさん飲んで寝ようね。
ディテぇ!ディテぇぇぇぇぇぇ! なんとあたたかい…吹雪く寒さもなんのその。 そしてその感動のメールから生まれた夜ご飯が上の写真である。 よーく見てほしい。 手前に米の上にチョンっと鮭が乗った私の鮭茶漬けがある。奥にあるのはオカズではない。 ディテの夜ご飯である。ソースカツ丼。 米の上にキャベツ、キュウリ、トマト、トンカツがドンっと乗っている。あっさりとコッテリの絶妙なバランス。 なんなんだ、この違い。 「だって、食欲無いんでしょ?私はソースカツ丼食べたいの」 そ、そうやけど。 ディテぇ!ディテぇぇぇぇぇぇ! 嫁優位が止まらない。