~前回までのあらずじ~(夏休みの死闘①) アフロ中三、虎次郎の夏休み。 母に頼まれクリーニングを取りに行くが、店員のおばちゃんから放たれた言葉は驚愕の一言であった。
アフロ「こんにちわぁ」 店員 「あら、いらっしゃい。いつもありがとうねぇ。今日は?」 ア「母親に頼まれまして、預けてるのを取りに」 店「……いや、アフロ家のものは預かってないけど。ちょっと見てくるわね」 ア「!?」 5分ほどして戻ってきた店員さんは、 店「ごめんなさいね、やっぱりないみたい」 ア「わ、判りました。ありがとうございますっ(あんのババァ)」 店「あのお預かり書みt…」 ガラガラガラがちゃん…
アフロ 「くらぁぁぁぁっ!」 アフロ母「遅かったねっ♪ありがとう!!そんで…あれ?ブツは?」 ア「預かってないって言われたで」 母「嘘つきなや。お母さんちゃんと預けたわよ」 ア「預けたの取りにいったん忘れてんのちゃうん?」 母「いや、そんなことは…ほら、預り書あるし。見せた?」 ア「あっ…」 母「ほんっまにおっちょこちょいやなぁ!!もっかい行っておいで!」 ア(しゅん…)
アフロ「こんにちはぁ」 店員 「あら、やっぱり預けたって?」 ア「はい、そうなんですよ。これでこれ…」 店「預り書ね……これ、うちのと違うねw」 ア「えぇ!?…す、すみませんでした」 店「いいのいいの!お母さんによろしく言うといてね♪」 ア「は、はい!」ガラガラガラ…かちゃん
アフロ 「なんで言わへんねん!いつもんとこと違うって!」 アフロ母「はっ?いつものとこって、いつものとこやないの!」 ア「いつものとこ行ったら、違う店のんやって言われたわ!恥かいた」 母「あんた…どこ行ってきたんよ?」 ア「ジャスコ行くまでの途中にあるクリーニング屋さんやわ!」 母「あってるけど、説明の仕方が大げさやな…」 ア「はっ?」 母「ジャスコの方向やけど、家の隣やんか」 ア「と、隣!?クリーニング屋?鈴木さんちが?」 母「そうやんか。クリーニング屋さんっていったら、隣やん…あぁ、あんたもしかして、小学校のとき使ってたクリーニング屋さんのこと言うてるんと違う?」 ア「…そ、そうやけど…」 母「アホかっ!隣にできたら隣のクリーニング屋さん行くに決まっとるやろ!それにできたん何年前よ!知らんかったんかいな!」 ア「…知らんかった…」 母「朝練して夕練してクリーニング屋の開いてる時間に帰ってこんからじゃ。このテニスバカっ。紳士フェチっ」 ア(紳士フェチ!?)… 母「まったくもう、しかも前行ってたクリーニング屋さんに挨拶してきてもたんやろ?気まずくてしゃーないやん。もうジャスコに行くあの道使えへんわ。どうしてくれんのよ!!もうええ。お母さんが行ってくるわ!役に立たん子やね、まったくっ」 ア(ちっ、ちっっっっっっくしょーーーーーー!!!) そして夕日に向かって素振りをするのであった。