幸せになりたいですよねぇ。
天職につきたいですよねぇ。
で、ダウンサイドってなんなんですかねぇ。
アイデアホイホイ、はっじめるよ～。
■ ダウンサイドとは（アップサイドとは）
「ダウンサイド」は「アップサイド」と対になっている言葉です。投資家の方がよく使う言葉。投資家の方、使っていますかぁ？
ま、なんのことはない。
ネガティブ面とポジティブ面、みたいな意味合いです。
フォース的にいう、ダークサイドとライトサイドの方がなじみ深いです。僕は。
【引用】「アップサイド」とは、ポジティブな投資結果全般を指す言葉（利回りが平均を上回った場合など）。対する「ダウンサイド」のほうは、考えられる限りの、あらゆるネガティブな結果（倒産した場合など）を指す言葉だ。【出典】サンマーク出版『Think clearly』P82 著：ロルフ・ドベリ 訳：安原実津
ダークサイド、間違った、ダウンサイドはネガティブ面。
「ネガティブ面を見れば幸せになれるってこと？」
この間の記事、成長するには失敗を受け入れることから、みたいな話ですよね。
でも、ちょっと違う。
ダウンサイドの考えを取り入れると、幸せに近づけるよ。
■ ダウンサイドで見つける幸せの要因
何が人を幸せにするかってことは、もう２５００年前から色々な人たちに研究されているけど、その成果は…。ここも面白いので引用しときます。
【引用】その成果はお粗末なもの。社会とのつながりは重要で、生きがいはあったほうがよく、セックスをしたり道徳的な行動をとったりするのも悪くない、という程度しかわかっていない。どれも私たちでも思いつきそうなことばかりで、曖昧きわまりない。【出典】サンマーク出版『Think clearly』P84 著：ロルフ・ドベリ 訳：安原実津
確かに思いつきそう。セックス重要。それは分かる。
幸せになるための要因って、誰が考えてもこのぐらいしか分かってないんだと驚きます。
でも、不幸になるための要因ってのは分かりやすいみたい。
どうすればあなたは不幸なのか。どんなことがあなたを不幸にするのか。
【引用】私たちの「幸せを大きく損なうものは何か」、あるいは「よい人生をおびやかすものは何か」と考えると、その要因をきわめて具体的に挙げることができる。
アルコール依存、麻薬、慢性的なストレス、騒音、長い通勤時間、嫌な仕事、失業、不安定な結婚生活、自分への過度な期待、貧困、借金や経済的依存、孤独、愚痴っぽい人たちとの付き合い、周りの評価を気にしすぎること、他人と常に比較されること、被害者意識、自己憎悪、慢性的な睡眠不足、怒りや嫉妬。(中略)そう、「ダウンサイド」は、常に「アップサイド」よりつかみやすい。花崗岩のように不変で、具体的な形を持っている。アップサイドは、それに比べると空気のようなものだ。
【出典】サンマーク出版『Think clearly』P84～85 著：ロルフ・ドベリ 訳：安原実津
超具体的に分かる「ダウンサイド」（不幸）を避ければ、自然と「アップサイド」である幸せの要因が出てくるってわけです。
そもそも「ダウンサイド」の一部がない状態を幸せに思うことだってできます。
「あんまりお金持ってないけど、衣食住は整っていて借金もないもんな。ゲームは若干中毒気味やけど、麻薬もアルコールもやってないし、部屋に騒音もない。通勤時間はストレスになるほどのでもないし、むしろ読書できるからいいとして…うん、けっこう幸せかも」
「ダウンサイド」があるなら、排除を試みますかね。
すると、ふわっと「アップサイド」が見えてきます。
■ 「ダウンサイド」で見つかる天職
「天職などない」「置かれた場所で咲く花になりなさい」
こういう考え方が好きです。
ま、でもまた新しく職を考えるのは自由ですよね。
「自分には、どんな仕事が合ってるんだろう？」
一生考えちゃうような疑問なので、区切りをつけて考えてみるのがいいと思います。
そしてさっさと就職活動。
で、天職の考え方なんですけど、これも「ダウンサイド」がよろしいです。
この見つけ方は中村文昭さんから聞いたんですが、面白いです。
「自分に合った仕事が見つからない。」
と中村文昭さんに相談した人への回答がこれ。
【引用】あなたの死んでもやりたくないってことを片っ端から書いてみて語り～中村文昭
そうすると、出てこなかった仕事があったらしいんです。
死んでもやりたくない仕事、ではない仕事が。
「これがしたい！」
じゃなくてもいいんですよね。
やってもいい仕事、それが見つかったときにこそ、
「そこで咲く花になる」精神で、その仕事を天職に仕立て上げていく。
「ダウンサイド」消去法みたいな考え方ですけど、幸せと天職、「ダウンサイド」で見つけましょう！
